2017年5月4日木曜日

ペンギン型VAPE - Joyetech 『Atopack Penguin』 スターター・キット レビュー

ペンギンです。アトパック? エイトパック? ペンギン。見た目がイカつくなく、使い方が簡単なオールインワン・タイプのVAPEです。
本記事は、老舗のVAPE専門通販サイト「Heaven Gifts」からの製品提供でお送りします。




製品仕様

製品種別 スターター・キット
外形寸法(実測) 幅:26.4mm/奥行:51.8mm/高さ:102.0mm
重量(実測) 132.86g(コイル装着時)
バッテリー容量 2,000mAh
出力 最大50W
タンク容量 8.8ml
タンク材質 PETG(カートリッジ)、シリコン(キャップ)
バッテリー
コンタクト部
専用
ドリップチップ 専用・カートリッジ一体型
内容物一覧 Atopack Penguin一式
交換コイル2個(0.6Ω MTL、0.25Ω DL)
充電用USBケーブル
保管用シリコンキャップ2個
取扱説明書(日本語なし)
製品保証書
初回時注意書き


外観



パッケージも本体のフォルムも、見た目で釣る気満々ですね。カラーバリエーションは用意されていますが、釣られる殆どの方がホワイトを選ぶような気がします。



これが机に置いてあっても誰もVAPEだとは思わないでしょうね(テープのりだと思う人はいるかもしれません)。大きなパフボタンの上にある横長の穴がエアフローの入り口(空気の取り込み口)で、パフボタンの下に電池残量や充電状況を知らせる白色LEDと、充電用のmicro-B USB端子があります。充電は2Aまで対応しているので、電源アダプタの規格を心配する必要がありません。


同梱の2種類のシリコンキャップは、ドリップチップ(本機では「マウスピース」と説明されています)と、タンク(同カートリッジ)の下部に取り付けるものです。保管の際の保護用と思われます。惜しいことにマウスピースのほうのキャップはドーナツ状になっている為、移動時のフタとしては使えません。


丸みを帯びた形状と斜め位置のパフボタンは、グリップしやすくて良いです。小さくはないが大きくもなく、劇的に軽いわけでもないが重いわけでもなく、ちょうどよくまとまっています。
※写真を撮り忘れましたが本体底部に排熱・排気用のベントホールが設けられています。


パフボタンの上にエアフローの入り口があります。中指でパフボタンを押しながら人指し指でドローの重さを調整できます! え? やらないって? この部分が構造上まったく熱くならないからこそ出来る芸当なので、試す価値はあると思います。


スターター・キットには、セラミックの外装にコットンを巻いたコイルが内蔵されている、コイルユニットが2種類入っています。0.6Ω MTLと、0.25 DL。「MTL」はmouth to lung(紙巻きタバコのように口腔に溜めてから肺に入れる吸い方)で、DLはdirect lung(吸いながらそのまま直接肺に入れる)を表しています。
コイルユニットにこれが書かれているのはナゼかというと……。


コイルの中を空気が通って、蒸気化したリキッドをマウスピースへと運んでいく構造なのですが、2種類のコイルで内径が異なります。そしてコイル以外の部分は共通で、エアフローの調整機能は備わっていません。
写真左側が0.6Ω MTLで、内径約1.5mmです。0.25Ω DLのほうは約4mmでした。このサイズの違いがドローの重さの変化(吸い心地の変化)となるわけです。


カートリッジです。左からタンク、謎の金属板、シリコンキャップ、仮のフタです。仮のフタは使用時にコイルユニットと差し替えるので緩衝材のようなものです。そして、謎の金属板なのですが……。


写真のように、エアフローの入り口側の端にちょこんと載せて、シリコンキャップで押さえてあるだけです。ポロッと取れて転がるので非常に紛失しやすく、注意が必要です。
実は、筆者がカートリッジを最初に分解した時、どこに付いていたのかわからないままポロっと転がってしまい、元の状態がわからなくなりました。ちょうどTwitterで、電タバ貴族まっさーさんが同製品を持った写真を上げておられたので、状況を確認して頂いて解決しました。まっさーさん、その節はありがとうございました!
まっさーさんのお店「Nexmoke」はコチラです。


本体前面にとても地味にアイコンがありました。暗くしてコントラストを上げてみましたがそれでも見づらくてごめんなさい。これ以外の刻印は、同様な感じで底面にCEマークがあるだけです。見える位置にデカデカと“MADE IN CHINA.”などと書かれていないのは良いですね。


使用感


使い始める時の注意点ですが、初期状態のコイルは巻かれているコットンも乾いている為、そのまま使うと焦げて、コイルユニットをいきなり劣化させてしまいます。説明にあるように、コイルの左右それぞれに1、2滴、さらに上部のリキッド供給口にも1、2滴リキッドを垂らし、コットンを湿らせた状態にします。(※注意書きにはさらに、カートリッジにリキッドを入れてコイルユニットをセットしたら5分以上おいてから使う、コイルユニットは水洗い厳禁なので乾いた布で拭く、VG比率が低いリキッドのほうがより良い味が出ます、と書いてあります。)


リキッドを入れます。口がちょっと遠いので、スポイトボトルのほうがやりやすく、ノズルの短いユニコーンボトルだと位置を合わせて垂らすイメージになってしまいます。


いっそのことシリコンキャップを外した状態で、エアフローとマウスピースへつながる穴を避けつつ、ダバダバと注いだほうが早いかもしれません。ただし、入れすぎと、謎の金属板には注意しましょう。



リキッドを入れたらコイルユニットをセットして、バッテリー側に差し込んで準備完了。電源のON/OFFはパフボタンを5回。出力の調整機能などはありませんので、あとの操作はパフボタンを押して吸うだけです。

……。

最初は0.25Ω DLのコイルユニットで吸ってみました。一般的なiCareやSuorin Air等のコンパクトなオールインワン機よりは、僅かに濃く味が出ている印象です。長さのあるタンク形態のクリアロマイザーと、味の出方が似ています。煙量はかなり出ており、最大50Wの半メカニカルな挙動でこの抵抗値なら納得できる爆煙です。ドローはスカスカというには若干の抵抗感がありますが、十分に軽い部類でしょう。
その後、コイルユニットを0.6Ω MTLに入れ換えて吸ってみました。味の出方にはさして変化はありません。煙量は少し減ったかな程度で、ドローの重さはそれなり(普通のアトマイザーで小さく絞った時と同等ぐらい)です。



Joyetech公式より画像を拝借しました。このコイルユニットの形式をJVICシステムと呼んでいるようです。クリアな味が~、という記述もありますが、正直なところそういう方面での実感は沸きませんでした。ただ、外装部分やタンク内のリキッドに熱が伝わりにくい構造は、扱いやすさと、大容量タンク内のリキッドの衛生面で安心感がありますし、吸っていてスピットバック(気化していない熱されたリキッドの飛沫が飛んでくること)はまったく発生せず、ジュルる(結露したリキッドがミストの経路上に溜まって音と共に口に入ってくる)ことも皆無でした。
JVICシステム、とても良いと思います。


3mlほど吸いきった状況でカートリッジの様子を見たら、シリコンキャップとコイルユニットの隙間から、リキッドがわずかに滲んでいました。構造上仕方がなさそうですが、バッテリーに直結している端子部分には段差があるので、メンテナンスを怠らなければ大きな問題はないと思われます。恐らくこれを想定して段差が設けられているのでしょう。


まとめ

見た目だけで買ってもいい良製品だと思います。バッテリー容量は1日普通に使用するのに十分ですし、8.8mlの大容量タンクは超安価なBF機を持っているようなもの。コイルユニットは5個セットが9ドルと平均的な価格で、Joyetech製品ですから供給・入手性も安泰。
一つだけ、コイルユニットをセットして、カートリッジだけの状態で空吸いしてみたところ、結構なシリコン臭がしました。使っているうちにこなれる可能性もありますが、普段味のないリキッドを吸われている方や、よほど味覚・嗅覚が敏感な方は受け入れられないかもしれません。(※筆者は味覚が相当鈍いので、リキッドを入れて普通に吸い始めたらまったく違和感を感じなくなりました。)

【2017/05/05 追記】0.25Ωのコイルユニットで連続パフしていたところ、簡単に焦げました。表示がないのでわかりにくいのですが、結構な高出力がかかっているのでロングパフや連続パフには注意が必要です。

最後に、「リビルドできるの?」という疑問をお持ちの上級者の方へ写真を幾つかお見せしておきます。回路テスターは必須ですが、出来ますよ!



※コットンは二重に巻かれていて、短い方が内側になっていました。コイルの足をそのまま左右に分けて出せばいいので、ぶっちゃけ簡単です。


ご購入はHeaven Giftsで。現在プレオーダー(予約)受付中です。
[ Heaven Gifts - Joyetech Atopack Penguin Starter Kit ]
[ Heaven Gifts - Joyetech ATOPACK JVIC1 MTL Head(0.6Ωコイルユニット) ]
[ Heaven Gifts - Joyetech ATOPACK JVIC1 MTL Head(0.25Ωコイルユニット) ]
※注意:ヨーロッパ圏の規制に合わせた、タンク容量2mlのバージョンも並んでいます。


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1 件のコメント:

  1. はじめまして。
    シリコン臭ありますよね。。。
    何より軽くて漏れない構造から無造作にポケットに突っ込んでおけるから大好きになったんですが、、、

    あと連続パフは勿論、本体を傾けて長時間吸うと焦げましたorz

    リビルトのやり方、というより金属板の外し方が知りたいです。
    自分は中からコットンごと押し出した後、磁器部分をヤスリで削って外れ易くしてるんですが、すぐ折れるので何か良作があるとなぁと。

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