2016年11月30日水曜日

独創的なデザインのBF MODキット - Lost Vape 『Therion BF』

発売されてからそこそこ経過している、Lost Vapeの『Therion BF』レビューです。今更ですが欲しかったので仕方ない。
入手元はGearBestですが、何度かのFlash Sale(期間限定値引き)を経て在庫が怪しそうです。欲しくなった方は……頑張って下さい。およそ一万円前後で流通しています。
「BF」というのはBottom Feederの略で、MOD側にリキッドボトルを配し、コンタクト部を経由して対応アトマイザーのリキッド保持スペースに直接、ボトル内のリキッドを供給する仕組みのことです。RDAならではの味を、リキッドチャージの煩わしさ無しに楽しめます。




製品仕様

外形寸法 (W)27mm×(D)54mm×(H)90mm
※MOD本体のみ
重量 208g
※MOD本体+ボトル装着時。バッテリー・アトマイザー含まず
ボトル容量 11ml
デッキタイプ 2ポール・4ホール・ベロシティ
デュアルコイル向き
コンタクト 510スプリングローデッド(MOD側)
アトマイザー側ポジティブピン調整不可能
ドリップチップ デルリン製ワイドボア×1
デルリン製510サイズ×1
510アダプタ×1
内容物一覧 Therion BF本体 ※ボトル装着済
BF専用RDA Delirium
予備ボトル一式
予備ネジ・Oリング各種一式
ドリップチップ2種
510ドリップチップアダプタ
USBケーブル(充電・PC接続用)
工具
取扱説明書(日本語なし)
保証書


外観



高級感のあるパッケージです。


充電とPC接続に使用するUSBケーブルです。おもしろデザインですね。ごく一般的な(充電専用ではない)Micro-B規格のUSBなので、必ずしもこれを使う必要はありません。
なお、MOD本体の充電機能を利用する場合は、必ず1A以下の電源を使用して下さい。本機は2A充電には対応しておらず、誤った充電方法は非常に危険です。


予備のボトル一式なのですが、中蓋にチューブを通す穴が開いていませんでした。これはこれで、予備パーツとしてではなく予備リキッドとしてそのまま持ち歩くのに使えますね。合計22mlものリキッドを1台のBF MOD用に持ち歩くかどうかは知りませんが。
個体差だったらごめんなさい。


MODについて


MODの各部を見ていきます。
外す時のサポートになるリボン、バッテリー、仕切りパーツ、ボトル、パネルの順に収まります。バッテリー2本の非BF機を元に、シングルバッテリーにしてBF対応した、という状態なので、バッテリーの取り外しに手間がかかります。ただしそれは通常のBF MODと比較して、という話です。バッテリー交換に数分かかるわけでもないので、瑣末なことだと思います。


バッテリーの接点は上がプラス、下がマイナスです。スプリング入りのマイナス側に押し付けながらスライドさせてセットする仕組みになっています。


ボトルにさしたシリコンチューブの先端を差し込むポールが、510コンタクトの裏側にあります。その近くにマグネットが配置され、パネルをやんわり固定してくれます。


510コンタクト部のポジティブ端子は、強めのスプリングでアトマイザーと密着するように作られており、セット以外のBF対応アトマイザーでも問題なく使えます。

使い始めるにあたって自分的に気になる点は、510コンタクト部の表裏それぞれの「ジワ漏れ」でした。アトマイザーとの接点、ポジティブピンの外周の隙間(裏まで物理的には通じているはず)、シリコンチューブと金属チューブの接点、それぞれの箇所においてどの程度リキッドが滲むか、ということです。結果は非常に良好でした。過去に触れてきたどのBF MODよりも滲みが少なく、手がかかりません。
11mlボトルを満杯に満たして2回ほど空にしましたが、まだ一度も拭き掃除はしておらず、綺麗なままです。これはすごくいいと思いました(小並感)。

基板制御に関しては、「DNA75です」。ただし、ここにはLost Vapeさんの優しさを感じました。初期状態でKanthal、Nickel200、Titanium、SS304、SS316、SS316L、SS430、Nickel200(余熱無し)の8種類が、プロファイルに設定されています。Evolv DNA75基板そのものの初期状態よりも踏み込んだ設定が入れられているので、NiFeワイヤーを使いたいとか、余熱の設定をいじりたい、といった上級者向けのチューニングをするのでもない限り、Windowsパソコンが身近になくてもすぐに使い始めることができます。


アトマイザーについて


続いて、付属のアトマイザーを見てみましょう。Deliriumという名称のようです。はっきり言ってしまうと、これは「オマケ」です。



直径24mm、デュアルコイル前提ボトムエアフローのベロシティッデッキです。非常に見慣れた構造で、良く言えばビルドに不慣れな方でも迷う要素が少なくてわかりやすいですね。
一点だけ、かなり大きなエアフローがコイル下に用意されているにも関わらず、キャップ上部の側面にも、独立して調整可能なエアフローがあります。用途は、実際に使用してみてもなお、「意図的に味と煙を薄くする」以外に思い当たりませんでした。



全く使えないわけではありません。構造通り、TSUNAMI RDAと似た味わいが出せます。太いワイヤーの大きなコイルを2つ設置して煙量多め、というセッティングが似合います。というよりも、それ専用ですね。このアトマイザーで色々と試すよりは、BF対応アトマイザーを色々物色する道へ走ったほうが格段に楽しいと思います。
また、最初からポジティプピンはBF用になっていて、替えのノーマルピンは付属していない為、通常のMODでは使用できません。
※ピンとポジティブポストの接続方法はよくある形なので、他から移植することは可能だと思います。


まとめ


  • フル機能のテクニカルBF MODとしては小型な部類
  • 軽くはないけれど、嫌になるほど重いわけでもない
  • BF機特有の漏れや滲みが少ない
  • 本革のパネルはよく見ると端の仕上げが微妙
    ※別売の着せ替えパーツがあるし、貼ってあるだけなのでDIYの余地はありそう
  • 片手でボトルを押そうとすると逆サイドの指がボタン類に触れてしまう
  • 電池交換は他のBF MODと比べてひと手間かかる
  • ボトル容量11mlは大きいほう
  • 多色使いなデザインでまとめられているのでコーディネートが楽
特に一番最後の点を推します。格好良くて何でも似合うというだけでもう十分です。
同基板・同価格帯の量産製品にHCigarの『VT Inbox』がありますが、あとはもう見た目で選べば良いと思います。


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